ネパールのバスは揺れる
動画をアップしたので見てもらうとわかるがめちゃくちゃ揺れる
インドからカトマンズの長旅で痔が再発したQさん
もうポカラは行かないでおこうとの案も出たが、ヒマラヤを見ないでは帰れないということで
ポカラに向かう
バスは今まで出一番ましだった
細い山道をひたすら走る
一歩間違えれば崖下だ
なのに追い抜きをしまくる
実際に下に落ちているバスや正面衝突をしているバス、事故っているバイクを見かけた
ポカラに着いた
バス停は宿の客引きで賑わっている
日本人は上客だ
客引きが僕たち2人の取り合いを始める
宿は決めていた
どうやって決めるかというと地球の歩き方を見て適当に決める
行ってみて気に入らなければ移動すればいい
ポカラにはダムサイドとレイクサイド、2つの安宿外がある
「宿は要らない、タクシーだけでいい、レイクサイドのシャンティゲストハウスに行ってくれ」
何回も来たことのある雰囲気で言うのがポイントだ
シャンティゲストハウス
インドやネパールにはシャンティという名前が多い
サンスクリット語で「平和、至福、祈り」という意味だ
シャン亭という食堂まである
いい感じの宿だ
ネパールのいいところは
宿をシングル2つ取るのとツイン1つ取るのとで値段が変わらないところだ
だが今回はシングルに空きがないのでツインをとった
部屋が広くて満足、そして安い
娘さんがめちゃくちゃ可愛い
インド人も綺麗だが濃い、ネパール人のほうが日本人好みだと思う
食堂の息子
ポカラは飯が安くてうまい
酒もホームメイドのチャンやロキシーが1リットル100ルピー、100円だ
水のペットボトルに入って出てくる
チャンがにごり酒でロキシーが焼酎みたいな感じ
ビールが高いので嬉しい
トレッキング帰りの旅行者や今からトレッキングに行く旅行者たち3人と
情報交換しながら宴会をする
モモや日本食、なに食っても安くてうまい
1人は10日間でアンナプルナ一周してきたらしい
1人は今からガイドなしで15日間アンナプルナをまわる
そしてもう1人は山の上からパラグライダーでここまで飛び降りる
僕たちはカトマンズの情報を提供
こういう情報交換が個人旅行の醍醐味だ
カトマンズでQさんは蜂蜜に狂っていた
ここポカラでも蜂蜜を買いまくっている
ハニーハンターが取ったヒマラヤンジャイアントハニービーの蜂蜜が欲しいらしい
ただのヒマラヤンハニーは手に入ったのだが
どうしてもハニハンターがなんちゃらかんちゃらの蜂蜜が見つからない
Qさんに蜂蜜の話しを振ると1時間ほど語られるのでよっぽど欲しいらしい
みんなでしゃべっている時も蜂蜜の話しを始めた
幸運にも3人の中の1人が売っているところを知っていた
値段は50ドル、Qさんはダッシュで両替に行きゲット
満面の笑みである
「3日前は綺麗に見えたのに」タクシーの運転手は言う
雨季が近づいてきてヒマラヤのほうが曇ってヒマラヤが見えない
肉眼では少しだけ見えた
まだ見えにくい
晴れてくれー
ポカラを発つバス停で一番よく見えた
最後の最後に見れたのは日ごろの行いが良いからだろう
バスは最悪だった、ローカルバスでシートも悪いし揺れるし停まりまくる
窓からゲロが飛んでくる
外国人のほうがネパール人より車に強い
特にネパール人の女性は揺れに弱く9割吐いていた
地獄だった
そこから仏陀生誕の地ルンビニ近くでバスを乗り換え
リキシャを乗り継ぎ国境の町スノウリに着く
インドには2ヶ月ルールがある
テロ対策かなんかで最近できたルールだ
1度インドを出国すると2ヶ月経たないと再入国できない
しかし日本で再入国許可を取っていたのでインドに入国
ここで車をチャーターする
夜までにゴーラプールに行き列車に乗りたい
急いでいるのにパンクする
なんとかゴーラプルに辿り着きローカル列車のチケットを取る
バナラシまで13時間62ルピーだ
恐ろしく安い
ローカル電車はやばかった
床にも網棚にも便所の前にもインド人が寝ている
列車の扉は開いていてそこに座っている
そして席が一緒になったインド人がめちゃくちゃ絡んでくる
腹は減ってないのに色々食い物をくれる
一緒に写真をとってくれと隣のインド人家族の娘や息子に頼まれて彼らの携帯で写メを取る
Qさんはおっさんにipodを取り上げられ弄繰りまわされる
向かいの席のやつの足が僕の席の横に乗っかっている
子供が席に横になり娘がもたれてくる
狭い狭すぎる
そして何とかバナラシに帰ってきた